わたしはこの度のコロナでの自粛期間、御多分にもれず ほとんどの仕事はキャンセル、または延期になり、長女は学校が休校に、次女は保育園から登園自粛をお願いされ、本当に毎日 家で過ごす生活だった。


毎日3度の食事におやつ作り。できるだけ日に一度は子どもたちを外に連れ出し、家からすぐの河原や林などを散歩。

わたしは野草を摘むのが日課で、その日に食べる分の野草を摘み、家に帰ると下処理をして・・・というのも毎日のお決まりとなった。

子どもたちは野の花を摘んだり、石を砕いて絵の具を作ったり、走り回ったり、放っておくと自分たちで遊びを作り出していくらでも遊ぶ。家でも、どこからともなく材料を見つけてきては工作したり、布団や椅子を駆使してテントごっこをしたり、自分たちで塗り絵を作ったり。

ずっとわたしと一緒にいるので、洗濯や掃除をする姿を見せられるし、よく手伝いもしてくれた。

学校の時間に縛られないので、早めにお風呂や夕食を済ませ、寝る前の時間にはカードゲームをしたり。




わたしはもともとこういう生活をしたかったんだよなあと思う。人としての基本的な営みを、したい。 丁寧、と言えるほどではないけれど、生きるためのいろんなことを、できるだけ自分の手でやりたい。そして、できればそれを子どもたちにも見て欲しい。

子どもたちと毎日24時間一緒の生活は、うるさいし疲れるしイライラもするけれど、辛いとは感じなかった。

田舎で暮らしていて外に出てもほとんと人と出くわさないから散歩が容易であったことはとても助かった。たぶんこれで毎日ずっと家に缶詰めだったら心を病んでいたと思う。



過ぎてみて感じるのは、この期間、子どもたちとこうして一緒に過ごせたのは、わたしにとって ほかには変えることのできない最高のプレゼントになったということ。本当に本当に本当に良かったなあと思う。 

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